2023年3月、千葉・木更津の沖堤防へ、メバル釣行に行ってまいりました。
日中にメバル狙いで堤防に行くのは初めてです。お世話になった渡船は「宮川丸」さん。この時期の宮川丸さんは、始発便6時出船〜最終お迎え16時になりますので、実釣は実質6:30〜15:30くらいの約9時間ということになります。したがい、朝マズメも夕マズメも無し。果たしてメバルは釣れるのでしょうか。
午前中風がやや強めだったせいなのか、それとも一年で最も水温が低い時期で魚が何も釣れないということなのか、始発便の乗客は13人ほどとかなり少なめです。
港に近い堤防から順次乗客を降ろして行きます。D堤希望者がいなかったため、C堤防から船をつけていきます。私はB堤防で下船しました。B堤防は長さが1.2キロもあり、のんびりと釣りをすることができます。
堤防に着くと、人気の両端には既に先行者が。もう一つの渡船「栄宝丸」のお客さんでしょう。栄宝丸は冬季でも木更津渡船の始発5時から営業しているということでしょうか。
宮川丸は、ウェブサイトの運行時刻表では始発5時となっていますが、実際は冬季は始発6時だそうです。始発5時となるのは5月くらいからとお店の方がおっしゃってました。なお船宿の開店は始発の1時間前からです。
さて実釣開始です。
仕掛けは「ささめ針」のメバル・カサゴ用胴突2本鈎仕掛けです。これハリスが8センチと短く、ヨレてモトスに朝顔のツルみたいに巻きつくこともなく、使いやすいですね。ハリも2本と少なめで扱いやすいです。しかも仕掛けは3セットも入っています。
ロッドは5メートルの磯竿です。
沖を向いて釣座を構えますが、北風がビュービュー吹き付けて来て予想をはるかに上回る寒さです。当日は気温が上がりそうだったので薄着にしたのが裏目に出ました。アタリも全然無し。一応、大潮満潮からの下げに当たる時間帯なのですが、エサが取られることも全くありません。辛い時間が続きます。
ようやくアタリがあったのが10時です。合わせると小気味よい引き。上がってきたのは小型のアイナメでした。堤防ガイドなどで木更津の沖堤で釣れる魚種を見ると「アイナメ」などとあり、ほんまにおるんかいなと思ってましたが、いるはいるんですね。アイナメなんて釣るのは北海道旅行以来です。
アイナメが釣れたことと、北風が急速に弱まってきたことと、太陽が出てポカポカしてきたことなどが相まって、気分良く釣りを再開します。
10時半頃。再びアタリがあり、本日の初メバルをゲットです。出船からここまで実に4時間半経過していますが、とにかくメバルはいることはいるんだと自信がつきました。
11時過ぎ。宮川丸の11時便が往来します。この便で帰っちゃうお客が結構いますね。11時便の次は13時便になるためか、早上がりのお客はこの便で帰る方が多いようです。私はと言いますと、エサも取られません。
13時過ぎ。宮川丸の13時便が往来します。またまた結構な数のお客がこの便で帰っちゃいますね。13時便が去った後は、もう堤防はガラガラです。3月の低水温期はよほど魚がいないということなのでしょうか。私のほうは、やはりエサも取られません。
昼過ぎの堤防の様子です。
堤防をどんどん歩いて移動しますが、全くエサも取られません。
ついに時合いが来たのは、もう14:30くらいのことでした。満潮約1時間前の、上げの時間帯です。エサが無くなったため15:20、最後の魚が釣れたのをもってそこで納竿としましたが、この間50分で、バラシx2も含めて6匹のメバルがヒットしました。続けてたらもう少し釣れていたと思います。
20センチにも満たない小型ばかりなのですが、どれもなかなかのヒキで楽しませてくれました。水面まで上がると実際は小さくて、毎回驚かされました。
アタリは100パーセント仕掛け着底直後か、或いは着底からややあって来る感じでしたね。なので着底直後が一番ドキドキします。そして期待通りに竿先がクンクン!とし始めると、もうたまらないですね。
ただ本アタリで魚が突っ込んだら、魚を底からひっぺがす感じで一気に上げないと、あっというまに根?に張り付かれてしまうので、あまり遊んではいられない感じですね。このパターンで2枚バラしてしまいましたので…。
本日の魚です。4月にまたトライしてみたいと思います。
帰港時のお迎えですが、船宿名がペイントされた場所で迎えを待ちます。宮川丸は黄色ですね。
船から見たお迎えの様子です。黄色の目印のところで皆さん待機していますね。
堤防側から見たお迎えの様子です。足元に黄色で「宮川」と書かれていますね。